Spark AR day in Tokyoに参加してきました

こんにちは、Sherpa事業部広告製品エンジニアの甲斐です。2019年3月20日、Facebook Japan様主宰のイベント「Spark AR day in Tokyo」に参加してきましたので報告を兼ねてブログにしたためることにしました。

イベントのセクションは8つに分かれていました。今回は特に面白いと感じた AR for EveryoneAugmented Creativeの2つのセクションに焦点を当ててまとめていこうと思います。


Spark AR

まず、Spark ARとはなんでしょう?

Spark ARとはFacebook社が提供しているAR開発ツールです(公式サイト)。顔の位置や動きを認識し、様々なエフェクトをつけることができます。また、作成したエフェクトをFacebook上で公開できるというのも大きな特徴です。

自身の作成したエフェクトの公開はSpark AR Hubで行うことができます。自分の作品を世界に向けて発信できるということでワクワクしますね。ちなみに公開したARエフェクトはモバイルデバイスのFacebookアプリのカメラ機能で使うことができます。すでにいろんなエフェクトがあり、次から次へと試してみたくなります。

Spark ARでプロジェクト作成直後の見た目

短い周期でリリース

開発のお話を聞いて驚いたのはSpark ARは2週間ごとに新しいバージョンがリリースされているということでした。世界的に使われる製品がこんなに短い間隔でバージョンアップされるなんて、すごいスピーディだなと感じました。今できないことももしかしたら2週間後にはできている可能性があるということですね。

何ができるの?

Spark ARで何ができるかをざっくり書き出してみます:

  • 顔認識
    • 顔の位置を認識する
  • 顔のパーツの認識
    • 口が開いているか
    • 目の位置認識、など
  • 笑顔認識
  • 手の認識
  • 人物の切り抜き、背面合成
  • カスタムシェーダー
  • ターゲットAR
    • マーカーに対してオブジェクトを表示

また、これらの機能を組み合わせてゲームを作ることも可能です。


AR for Everyone

さてさてイベントの中身にも触れていきます。

まずAR for Everyoneという命題のセクションです。

Facebookはとにかく楽にAR開発ができるように、誰でもAR開発ができるようにするために様々な工夫をSpark ARに施しています、というお話でした。開発ツールなんだからプログラミングを知らないと使えないのではないかと心配する人もいるかもしれません。ですが、そんなところもちゃんと考えてくれている作りになっています。

JavascriptとVisual Programming

Spark ARでは2つのプログラミング手法を用いてエフェクトを作成することができます。JavascriptVisual Programmingです。Javascriptはご存知のかたは多いかと思いますが、Visual Programmingは知らないという方がいらっしゃるかもしれませんのでちょっとご紹介します。

Visual Programming

Visual Programmingとはプログラムを書かないプログラム手法です。パッチという1つの処理の塊を画面に置き、それらを線で繋いで1つの処理を作っていくものになります。

下の画像を見てください。valueを2つ用意し、それを掛け算するものというものすごく簡単なものですが、これがVisual Programmingです。

このように、Javascriptを知らなくても、パッチとパッチを繋げてエフェクトを作成することができます。プログラムを知らなくても処理のイメージができていればエフェクトを作ることができそうです。

プログラミングだけに限らず、オブジェクト(3Dモデルなど)のインポートや音声との組み合わせなども簡単にできるようになっています。そもそもオブジェクトを作ることができないという方もいらっしゃるかもしれませんが、AR Libraryから様々なオブジェクトをダウンロードすることもできます。


Augmented Creative

ARを使ってのブランディング、マーケティングのお話が面白かったので少し紹介します。

サングラスを購入するときあなたは何をしますか?

おそらく、以下のような行動を取るのではないでしょうか?

  • お店に行く
  • どんな風に見えるか様々なサングラスを試着して鏡を見る
  • 似合うと思うサングラスを購入する

ARを使うと、家にいながらにしていろんなサングラスの試着を行うことができ、様々な色を試し、さらにその写真を友人や家族に送信し、感想を聞くことができます。友人に「似合うね」と言われたらついつい買っちゃう人もいるのではないでしょうか。

ゲームアプリをインストールしてほしいとき、CTAボタンをタップさせてインストール画面に進むよりも、ボタンをタップするとゲームキャラになりきれることができるマスクがかかるARエフェクトを見る方が、ユーザにそのゲームをすることをイメージさせることができるのでより多くのユーザの獲得が見込まれます。

このように、ARを用いることでユーザに訴える力が強くなるのではないかと感じました。

デザインのポイント

Facebook Japanの方はAR企画のデザインは次のポイントが重要だと仰っていました:

1.可能な限りシンプルにする
2.見て楽しいものにする
3.人と人をつなげるものにする

全て基本的なものだなと思いましたが、これら全てを満たす企画って何だろうと考えると簡単には出てこないなと感じました。今後AR開発を行う機会があればこの点についてしっかり考えていきたいと思います。


感想

ARとても面白いと思いましたし、Spark ARを使って何か作ってみたいと思いました。とりあえずVisual Programmingを使ってどんなことができるのか試してみます。広告との組み合わせでは、車の広告にARを組み合わせて、写真をタップすると車のオブジェクトが表示されクルクル回して細部を見られるようにしたり、ゲームの広告でゲームキャラになりきることができるARエフェクトを表示する、などはやってみたいなぁと思いました。


Spark ARのダウンロードはこちらからできます。

アバター

甲斐貴彦

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする